当研究室における産学連携の考え方
「健やかに生活し、老いることができる社会」の実現に向け、健康寿命を伸長させるための様々なサービス・製品の開発や、
予防・健康管理の推進に関する新たな仕組みづくりに挑戦する企業様との共同研究・受託研究・学術指導などの産学連携体制を
構築していきます。
当研究室における産学連携シーズ
●蓄積したアンチエイジング研究データ
平成17年度より同志社大学アンチエイジングリサーチセンターでは抗加齢医学に基づき老化の評価ステムの研究開発に従事してきました(Yonei他: Ningen Dock 19:5-8, 2005)。抗加齢管理システムは「アンチエイジング検診として老化度を評価し結果を機能年齢として提示する方法」で、利用者の健康増進意欲を高め、健康増進プログラムの評価に適しております。
これまでに当研究室が機能年齢を評価し、蓄積してきたデータは以下の通りです。(平成25年8月末日現在)
男性 |
女性 |
|
---|---|---|
10代 |
1 |
0 |
20代 |
109 |
114 |
30代 |
418 |
322 |
40代 |
759 |
552 |
50代 |
1121 |
879 |
60代 |
1136 |
797 |
70代 |
479 |
356 |
80代 |
74 |
88 |
90代 |
1 |
9 |
合 計 |
4098 |
3117 |
≪本データを使用した産学連携例≫
@本データ内の抗加齢QOL共通問診票と血液をはじめ各種測定データの相関からアルゴリズムを開発し、問診から推定機能年齢を導き出すシステムの開発
Aある食品を一定期間摂取した被験者群と本データの被験者群を比較することにより、その食品が身体の老化や機能年齢に及ぼす影響についての共同研究
B本データで採用された老化度マーカーを簡易に測定できる機器の開発に対する学術指導と測定データの再現性・本データとの相関性についての共同研究
本分野におけるこれまでの産学連携取り組み先企業様
旭化成メディカル株式会社、京セラ株式会社、株式会社康和、株式会社サンパック、東京鋼鐵工業株式会社、日産自動車株式会社、株式会社日本シューター、株式会社ノムス、パナソニックヘルスケア株式会社、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社、株式会社ファンケル(順不動、敬称略)
●糖化ストレス測定メソッド
平成23年より同志社大学糖化ストレス研究センターでは、老化の危険因子として糖化ストレスを捉え、各種AGEs・中間体測定法の確立、AGEs生成排泄経路の解明、抗糖化素材の探索、加齢性変化、創薬について総合的に検討してまいりました。
これまでに当研究室で確立した測定メソッドは以下の通りです。
-
in vitro抗糖化試験
食品・化粧品素材等の糖化反応阻害活性評価
・蛍光性AGEs(モデル蛋白:HSA, コラーゲン)
・3DG(モデル蛋白:HSA, コラーゲン)
・ペントシジン(モデル蛋白:HSA)
・CML(モデル蛋白:HSA, コラーゲン)
-
臨床評価試験
食品・化粧品素材の糖化蛋白分解酵素活性増強作用評価
・食後高血糖による糖化ストレス評価試験
・抗糖化食品の摂取による抗糖化作用評価試験
・皮膚中AGEs蓄積量の評価試験
・皮膚角層中CMLの蓄積量評価試験
≪本データを使用した産学連携例≫
@糖化反応阻害活性評価系を活用した、抗糖化作用を有する茶・健康茶の探索に関する共同研究
A糖化蛋白分解活性試験系を活用した、野菜・ハーブに含まれるAGEs分解活性増強作用成分の探索についての共同研究
B食後高血糖による糖化ストレス評価試験を活用した、各種炭水化物食材の摂取が食後血糖値に及ぼす影響についての共同研究
C各種抗糖化評価試験系を用いた、糖化ストレス抑制作用評価受託サービスの開発研究
本分野におけるこれまでの産学連携取り組み先企業様
アークレイ株式会社、エイキット株式会社、株式会社コスモビューティー、三和澱粉工業株式会社、株式会社セプテム総研、株式会社ダイセル、株式会社ドール、TOWA CORPORATION株式会社、日本新薬株式会社、ハウス食品株式会社、株式会社萩原農場生産研究所、パナソニック株式会社、株式会社はなまる、林兼産業株式会社、株式会社ひかわ、モリンダワールドワイドインク、養命酒製造株式会社、株式会社吉野家ホールディングス、株式会社RENE(順不動、敬称略)
これまでに当研究室では様々な食品・化粧品・健康機器などのエビデンス取得のお手伝いをしてまいりました(参照:論文ページ)。 これらの実績や研究室独自の基礎研究データをもとに、企業様でお考えのエンドポイントのご希望を伺った上で、最適なエビデンス取得が完了するようご相談を承ります。 具体的には、試験監修、試験概要の構築、試験実施計画の策定、ご用途・ご予算に合わせたCRO及び試験実施機関の選定・アドバイス、試験結果の考察、学会発表・論文化などのサポートを行います。 |
■これまでにエビデンス取得のサポートをした企業・団体様
アークレイ株式会社、アサヒビール株式会社、旭化成メディカル株式会社、アシックス商事株式会社、味の素株式会社、アスタリール株式会社、株式会社アリスト、伊藤超短波株式会社、EXCELLCIA、株式会社エバーライフ、共和ゴム株式会社、キリンホールディングス株式会社、小林製薬株式会社、株式会社サン・クロレラ、三生医薬株式会社、サンスター株式会社、株式会社シャルレ、ジュジュ化粧品株式会社、セイコーエスヤード株式会社、株式会社ティップネス、ティーライフ株式会社、東洋ライス株式会社、株式会社ナボカルコスメティックス、西川株式会社、日本ケフィア株式会社、日本甜菜製糖株式会社、日本農産工業株式会社、株式会社ニューレックス、株式会社ひかわ、ビタミンC60バイオリサーチ株式会社、株式会社ファンケル、富士化学工業株式会社、株式会社フジワラテクノアート、フロリダ州政府柑橘局、マイコロジーテクノ株式会社、株式会社明治フードマテリア、メルシャン株式会社、株式会社ユニアル、養命酒製造株式会社、株式会社吉野家ホールディングス、株式会社らいむ、株式会社レキオボーテ(順不動、敬称略)
株式会社アンチエイジングバンク 会社案内(175KB)
〒101-0054
東京都千代田区神田錦町3-21 ちよだプラットフォームスクウェア1058
TEL 03(5577)1010 FAX 03(5577)1011
業務内容:
米井嘉一教授を統括・責任医師として実施するヒト試験の実施支援・コーディネートを行います。